日(に)本(ほん)の店先(みせさき)や街角(まちかど)などで、一(いち)度(ど)は目(め)にしたことがある「招(まね)き猫(ねこ)」。商(しょう)売(ばい)繁盛(はんじょう)をもたらす縁(えん)起(ぎ)物(もの)として、江戸(えど)時(じ)代(だい)末期(まっき)に生(う)まれたと言(い)われていますが、その起(き)源(げん)は謎(なぞ)に包(つつ)まれています。

招(まね)き猫(ねこ)の種類(しゅるい)は多岐(たき)にわたります。伝統的(でんとうてき)には、三毛(みけ)猫(ねこ)の招(まね)き猫(ねこ)が一般的(いっぱんてき)で、手(て)のポーズや持(も)っているものによって様々(さまざま)な意(い)味(み)があります。

例(たと)えば、左(ひだり)手(て)を挙(あ)げていれば人(ひと)を招(まね)き、右(みぎ)手(て)を挙(あ)げていれば金運(きんうん)や幸運(こううん)を呼(よ)び寄(よ)せるとされています。

また、招(まね)き猫(ねこ)は、金運(きんうん)の象徴(しょうちょう)である「小(こ)判(ばん)」や、運(うん)を招(まね)くとされる「鈴(すず)」、富(とみ)や繁栄(はんえい)の象徴(しょうちょう)である「鯛(たい)」などの縁(えん)起(ぎ)物(もの)を身(み)につけています。

近年きんねんでは、おしゃれな招まねき猫ねこも増ふえてきています。インテリアとして、玄関げんかんに飾かざると幸運こううんを呼よび寄よせられるかもしれません。